
日本の武道の中でも特に古い歴史を持つといわれる相撲は、海外選手も輩出されるなど、今では日本だけの競技とは言えない知名度を持つようになりました。そのため日本旅行の際は相撲を観戦したいという方も増えてきているのですが、相撲観戦には様々なマナーがあり、気づかないうちに失礼な行為を働いてしまうこともあります。またチケットの購入方法についても注意しておくべき点がありますし、試合を観戦する際も、たくさんの見所があるので、相撲観戦の予定がある方は、前もってマナーや見所などをチェックしておきましょう。
相撲の開催期間に注意
相撲観戦を行う前に、まずチェックしておきたいのが試合の開催期間です。相撲の試合が行われるのは1月、3月、5月、9月、11月の一定の期間に限定されており、さらに開催する場所も変更されるので、旅行の日程に相撲が開催されているのか前もってチェックしておく必要があります。さらに観戦するためにはチケットを購入しておく必要もあり、日時によってはすぐにチケットが売切れてしまう可能性もあるので、旅行の日程によっては早めに予約を取っておくのをオススメします。チケットはネット経由で購入でき、英語翻訳されたサイトもあるので、比較的簡単に購入できます。席が土俵に近くなればなるほど料金は高くなるので、予算にも注意が必要です。
試合の時間に注目
相撲の試合は開催後すぐに若い力士が取り組みを行い、時間が経つにつれて強い力士が取り組みに出るようになります。メインの力士だけみたいなら途中から観戦しても問題ありませんが、時間が経つにつれて混雑してくるので、自由席などすぐに席が埋まってしまうチケットを取っている場合は、早いうちから観戦したほうが良いでしょう。また早いうちから観戦していると、力士自ら禁止されている技をジョーク交じりに見せてくれる「初っ切り(しょっきり)」を見ることが出来るなど、色々なイベントが用意されているので、しっかり相撲を楽しみたいなら、はじめから観戦を行うのをオススメします。
観戦時のマナーは?
相撲の観戦にはいくつかのマナーがあり、当然マナー違反は失礼にあたります。例えば取組が行われている最中は、周りの迷惑になるので席を立つなど、周りの迷惑にあたる行為をしないようにするのが基本です。大声で相撲と無関係の話をすることも、周囲に迷惑がかかるので、声のトーンは落とすようにしましょう。勿論声援を送ることは問題ないので、気になる力士がいれば気兼ねなく応援してください。また飲食については、2階席や机席といった、土俵から離れている席では許可されていますが、土俵に近い溜席という席では、飲食やカメラでの撮影、携帯電話の利用が禁止されているので、チケットを購入する際は、自分の席のルールについても前もってチェックしておくと良いでしょう。
取組が始まる前にも見所が、、
相撲観戦を楽しむなら当然取組が始まるときが一番の見所ですが、実際に会場にいるなら、それ以外の見所もあわせてチェックしてみましょう。例えば会場でチケットの確認をしている方は、力士の指導を行っていることが多く、中にはかつての有名力士もいるそうです。チケットを確認してもらう際は、相手が誰だったか注目してみてください。また会場に入る力士を間近で確認することも出来るので、会場に有名力士が来たときには大勢の人が集まって写真を撮影しているそうです。そのほかにも両国国技館と呼ばれる有名な会場には相撲博物館があり、実際に使われていたまわしなど、相撲にまつわる様々な展示品を見ることができ、会場では限定の軽食やグッズが販売されているなど、多くの見所が集まっているので、そちらにも注目してみてください。
時間配分に注意
相撲観戦を行ううえで重要なポイントは、どうやって時間配分するかという点です。観戦する日程にもよりますが、相撲の試合は非常に長い時間がかかり、若い選手の試合が始まるのが午前8時で、すべての日程が終了するのは午後6時ごろと、途中休憩はあるものの、すべての時間を合わせると10時間は使わなければなりません。そのためすべての試合を観戦しようともなると、それこそ1日すべて費やさなければならないので、他の観光の予定がある場合は途中で切り上げなければなりません。もし他の予定があれば、どうしても見ておきたい試合だけ見て、別の観光に時間を使うなど、時間配分になるべく気を使うようにしましょう。有名な力士が出るのは大体午後4時ごろになると言われているので、見所の多い試合が見たいなら、それよりも少し前に会場入りすると良いでしょう。
相撲はテレビなどの画面を通してみても十分見応えがありますが、やはり会場で直接見るとより大きな迫力を体感する事が出来ます。最近は外国人観光客が増えてきたため、英語対応できるスタッフを動員するなど、外国人に配慮する動きも見せるようになっており、昔よりも観戦しやすくなっています。日本への観光を予定していて、相撲の開催期間に会場近くに行く予定があれば、ぜひチケットを予約してください。
(noren Taro)
日本最古の国技!?『相撲』の歴史を知ろう
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