びっくり日本観光!日本最大の「牛久大仏」(茨城県)


大仏といえば奈良の大仏鎌倉の大仏が有名ですが、茨城県牛久市にある牛久大仏は見た人が思わずあっと驚くインパクトのある大仏です。一体何がびっくりなのか、牛久大仏について紹介します。

鎌倉大仏

鎌倉大仏

 

びっくりするのはその大きさ!

都心から車でおよそ1時間。圏央道の阿見東ICの近くまで来ると、突然現れる巨大な大仏様が牛久大仏です。初めて見た人はまずびっくりするその大きさは台座も含めると全長120m(台座20m、像高100m)!全長14.9mの奈良の大仏が手のひらに乗ってしまい、ニューヨークの自由の女神の3倍の高さになります。この牛久大仏、立像の高さでは世界第3位、ブロンズでできた立像では世界一の大きさを誇っています。全体が大きければ、体のパーツ1つ1つもかなりの大きさで、左の手のひらは18m、480個ある頭の上で丸まった螺髪(らほつ)は1つあたり直径1m、重さが200kgにも及びます。間近に見るとその迫力に思わず体がすくんでしまいそうです。

牛久大仏

牛久大仏

牛久大仏の見どころ紹介

1992年に完成したこの牛久大仏の事業主体となっているのは浄土真宗東本願寺派本山東本山寺です。大仏のある浄土庭園内には様々な植物が育ち、四季折々によって見せる表情を変えます。また園内にはリスやウサギにエサを食べさせ、触れあうことができる小動物園や、食事処などもあり、小さなお子さんを連れて遊びに来る人や、外国人観光客の姿も見られ、宗教問わず楽しむことができます。

牛久大仏の驚くべきところは見た目の大きさだけではありません。なんと、大仏様の胎内に入ることができるのです。1階から5階までフロアが分かれており、1階の【光の世界】では、入り口をくぐれば煩悩を表す暗闇の世界が広がり、その先の扉を開くと金色の阿弥陀像が導いてくれるように一筋の光を輝かせながら出迎えてくれます。更にその先に進むと様々な光が迎えてくれます。2階の【念仏の間・知恩報徳の世界】では定期的に法話が行われ、およそ15分間の写経体験をすることもできます。その他に、1/100の原型模型や大仏ができるまでの様子を紹介したパネルの展示などもあります。3階の【蓮華蔵世界】にはおよそ3400におよぶ金色の胎内仏が周囲を囲んだ、圧倒されるような世界が広がっています。朝と夕方には読経が響き、厳粛な空気が漂います。この胎内仏には戒名を収めることができ、永代にわたって供養してもらうことができます。宗派を問わないため希望があれば受付をしてくれるようです。4階と5階には【霊鷲山の間】と【展望台】があり、霊鷲山の間にはお釈迦様の遺骨である仏舎利が安置されています。高さ85mのところにある展望台は外に出ることはできませんが、大仏様の胸のあたりに開いたスリット状の窓から景色を眺めることができます。天気がよければスカイツリー富士山も見えるというので驚きです。

 

牛久大仏はイベントもたくさん!

牛久大仏のある浄土庭園はたくさんの花と緑に囲まれて四季折々の自然を楽しむことができます。天気のいい日にはピクニックに出かけるのにもいいですね。5月にはポピーやカスミソウ、キンセンカなどの花が見頃をむかえ、お花摘みも楽しめます。また、6月には1万株にも及ぶ紫陽花の花が色とりどりに園内を彩ります。

毎年12月31日の夜間から三が日の間はライトアップ花火などが行われる他、8月には灯籠(とうろう)を吊るしてライトアップをする万燈会(まんとうえ)が催され、お盆の追悼法要(ついとうほうよう)では大仏様の足元から花火を打ち上げたり赤や青のレーザーで大仏様が夜の闇に照らされたりと、びっくりするような演出が行われます。

体の大きさだけでなく、心の大きさまでも広そうな牛久大仏様。ぜひ間近にみてその迫力を体感してみてください。

ちょっと変わった日本の旅はいかがですか?

◆牛久大仏(Ushiku Daibutsu)

茨城県牛久市久野町2083
TEL.029-889-2931

(noren Wonder)


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